グルテンフリーのパンを探しているけど、いつも同じような食パンばかり…
「食パン以外のグルテンフリーパンを手作りしてみたい!」
「型を使わない、シンプルな丸パンを焼いてみたい!」
もしあなたがそう思っているなら、この記事はきっとあなたの「作りたい!」を叶えます。
グルテンフリー米粉パンは、食パンのように型に入れて焼くだけでありません。
成形して様々な形のパンを焼くこともできるんです。
中でも「丸パン」は、成形の基本でありながら、手軽に挑戦できる人気の形。
そして米粉を使えば、独特の「ふわもち」食感の丸パンが焼けます。
今回の記事では、グルテンフリーにしたい方に最適な「100%米粉」を使った、手ごねなしでオーブンで焼ける、簡単ふわもち米粉丸パンの基本レシピを詳しく解説します。
丸パン作りに挑戦することで、グルテンフリー米粉パンの成形の楽しさや、生地の扱い方のコツが見えてくるはずです。
さあ、可愛くて美味しいグルテンフリー米粉丸パン作りに挑戦してみましょう!
グルテンフリー米粉パン、食パン以外の魅力
グルテンフリー米粉パンの魅力は、食パンだけではありません。
丸パンやお惣菜パン、お菓子パンなど、様々な形に成形して焼くことができます。
成形の楽しさ
自分の手で生地を丸めたり形作ったりする過程は、パン作りの大きな喜びの一つです。
多様な用途
丸パンなら、サンドイッチにしたり、食事に添えたりと多彩に使えます。
米粉ならではの仕上がり
米粉生地は小麦生地とは少し違った生地感です。
その特性を理解すれば、ユニークな食感の成形パンが作れます。
GF米粉丸パン作りに必須!材料とポイント
グルテンフリー米粉パン(丸パン)作りに必要な、基本の材料と知っておきたいポイントは、食パンの場合と共通しています。
「100%米粉(グルテン不使用)」を選ぶ!
グルテンフリーを徹底するためには、必ず「グルテン不使用」「小麦不使用」と明確に表示された製パン用米粉を選んでください。


グルテンの代わりの「バインダー」が重要
丸パンのように成形する場合、グルテンの代わりとなる「バインダー」が必須です。
生地につなぎを与え、膨らみを保ち、成形しやすくするために、サイリウムハスク(オオバコ)やキサンタンガムといった食品素材を使います。

米粉パンにオオバコをなぜ入れる?グルテンフリーでも美味しく焼ける秘密を大公開

オオバコがなくても大丈夫!米粉パンやグルテンフリー料理の代用術
計量は正確に!特に水分とバインダー
米粉の種類やバインダーによって、生地の吸水率が変わります。
レシピ通りの分量をスケールで正確に測ることが、失敗しないための基本です。
酵母は「ドライイースト」が手軽
手軽に作るなら、安定した発酵力を持つドライイーストがおすすめです。
天然酵母でも作れますが、発酵の見極めがより難しくなります。
(天然酵母を使ったGF米粉パンは別の機会にご紹介します。)

【手作り・オーブン】ふわもち グルテンフリー米粉 丸パン レシピ
手ごねはしません!
ボウルで混ぜて、手で優しく丸めるだけの簡単レシピです。
材料(約6個分)
- 製パン用米粉(グルテン不使用):200g
- サイリウムハスク:7g
- 砂糖:10g
- 塩:3g
- ぬるま湯(35℃程度):180g (米粉やサイリウムハスクの種類で多少調整が必要な場合あり)
- 油脂(太白ごま油などクセのないもの):10g
- ドライイースト:2g
- (成形用)打ち粉(米粉、片栗粉など)または手につける油/水:適量
【作り方】
- ボウルに米粉、サイリウムハスク、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、泡立て器で軽く混ぜ合わせます。
- 別のボウルにぬるま湯と油脂を入れ、混ぜ合わせます。
- 粉類のボウルに液体類を一度に加え、ゴムベラやヘラを使って、粉っぽさがなくなり全体が均一な、粘り気のある状態になるまでしっかりと混ぜ合わせます。生地はかなり柔らかく、手にベタつく感触になりますが大丈夫です。
- 生地を一つにまとめ、ボウルに入れたままラップをします。暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍になるまで一次発酵させます(目安:40分〜1時間程度)。
- 発酵が終わったら、打ち粉をした台に生地を取り出します。生地はベタつきやすいので、スケッパーやカードを使うと扱いやすいです。手にも軽く打ち粉をするか、油や水を少しつけると手にくっつきにくくなります。
- 生地を約6等分に分けます。
- 成形(丸め): 分けた生地をそれぞれ優しく丸めていきます。生地が柔らかいので、無理に引っ張らず、生地の表面を張らせるように、台の上で転がすか、手のひらで包み込むようにして丸めてください。形がいびつでも大丈夫!
- 成形した生地を、クッキングシートを敷いた天板に乗せます。生地同士の間隔を少し開けてください。
- ラップなどをかけ、暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍になるまで二次発酵させます(目安:30分〜45分程度)。ふっくらとして、焼くと一回り大きくなる状態が目安です。
- オーブンを180℃に予熱します。二次発酵が終わった生地を入れ、18〜22分焼きます。美味しそうな焼き色がつき、軽く叩いてみてコンコンと音がすれば焼き上がりです。
- 焼きあがったら、網の上などで完全に冷まします。
GF米粉丸パンを美味しく焼き上げるコツとトラブルシューティング
生地のベタつきに慣れる!
グルテンがない米粉生地は小麦生地よりベタつきます。
打ち粉、手粉(米粉や片栗粉)、手に油や水を活用しましょう。
捏ねより「混ぜ」をしっかり!
バインダーを均一に行き渡らせるために、混ぜる作業はしっかり行います。
優しく、でも表面は張るように丸める!
生地を傷つけないように優しく扱いながらも、表面をキュッと張らせるイメージで丸めると、焼いた時に形が崩れにくくなります。
グルテンがないので力の入れすぎに注意。
かえって生地の表面が荒れてしまいます。
発酵の見極め
時間より生地の膨らみ具合と状態をよく見て判断しましょう。
完全に冷ます!
これを怠ると中がベタつきます。
もし形が崩れても味は美味しい!
最初は成形がうまくいかなくても大丈夫。
味に影響はありません!
よくある失敗と対策:
丸めたのに広がる/形が崩れる
生地が柔らかすぎる(水分量が多い)
バインダーが少ない
丸め方が緩い
【解決策】
次回水分量を調整
丸める際に表面を意識
膨らまない/固い
イーストが不活性
発酵温度/時間不足
バインダー不足
【解決策】
イースト確認
温度・時間管理
バインダー量を正確に
中が生焼け/ベタつく
焼き時間/温度不足、冷まし不足
【解決策】
しっかり焼く、完全に冷ます。
米粉パン作りの失敗原因と解決策については、こちらの記事でも詳しく解説しています!

米粉パンの失敗原因と解決法を徹底解説!もう「膨らまない」「固い」で悩まない【初心者必見】
アレンジ色々!食パン以外のGF米粉パン
丸パン以外にも、グルテンフリー米粉パン生地で様々な形に挑戦できます。
フォカッチャ
少し柔らかめの生地を平らに広げ、オリーブオイルやハーブを乗せて焼くフラットブレッド。
ピザ生地
薄く伸ばしたり、丸く広げたりして具材を乗せて焼くピザの台。
お惣菜パンや菓子パン
- 生地に具材を包み込んだり乗せたり。
基本の生地の配合を少し変えたり、成形方法を工夫したりすることで、多様なGF米粉パンが生まれます。
グルテンフリー米粉丸パン作りを楽しもう!
グルテンフリー米粉パンは、食パンだけでなく、成形して色々な形を楽しむことができます。
中でも丸パンは、手軽な成形パンとして最初の一歩にぴったりです。
この記事のレシピとコツを参考に、ぜひふわもち美味しいグルテンフリー米粉丸パン作りに挑戦してみてください。
生地のベタつきに慣れれば、きっとパン作りがもっと楽しくなるはずです!
そして、丸パン作りに慣れてきたら、フォカッチャやピザ生地など、他のGF米粉パンにもぜひ挑戦して、グルテンフリーパンの世界を広げてくださいね。
当ブログでは、米粉やグルテンフリーに関する様々なレシピや情報を発信しています。
あなたのグルテンフリーパン作りライフをこれからも応援しています!