りんごが美味しくなる季節。
そのままシャキッと食べるのも良いけれど、甘く香り豊かに焼き上げたりんごをパンに入れたら、どんなに美味しいだろう?
特に、しっとりもちもちの米粉パンで試してみたい!
そう思って「米粉パン りんご レシピ」と検索されたあなたは、きっと季節の味覚や、温かい手作りパンを大切にする素敵な方ですね。
米粉パンは、その優しい味わいともちもちの食感が、りんごの甘酸っぱさや焼いたときの風味と非常に相性が良いんです。
りんごを加えることで、美味しいだけでなく、食感や香りも豊かになります。
秋から冬にかけてぴったりの、心温まるパンに仕上がります。
今回の記事では、
米粉パンにりんごを美味しく取り入れるための具体的なレシピアイデア
りんごの準備や生地への加え方のコツ
さらに楽しめる「アレンジアイデア」
までご紹介します。
今回は特に、パン生地と馴染みやすく、風味もアップする「ソテーしたりんご」を使った混ぜ込みレシピに焦点を当てます。
さあ、米粉パンと旬のりんごで、美味しい季節のパン作りを楽しみましょう!
米粉パンと「りんご」の相性、その魅力
米粉パンとりんごの組み合わせは、秋・冬のパンとして定番であり、多くの魅力があります。
味わいの調和
米粉の優しい甘さや風味が、焼いたりんごの甘酸っぱく濃厚な味わいを引き立てます。
食感のプラス
焼いたり、ソテーしたりして柔らかくなったリンゴは、米粉パンのもちもち、しっとり食感と合わさり、とろりとした食感のアクセントになります。
香りの良さ
焼いている間に広がるりんごの良い香りは、パン作りをさらに楽しいものにしてくれます。
シナモンなどとの相性も抜群です。
季節感
りんごは秋から冬にかけて旬を迎える果物です。
パンに加えることで手軽に季節感を味わえます。
美味しい「りんご」の準備と生地への加え方
米粉パンにりんごを加える際は、生のままだと水分が出すぎたり、食感が硬かったりすることがあります。
事前に加熱調理してから加えるのがおすすめです。
どんな「りんご」を使う?
ソテーしたりんご
カットしたりんごをバター(または油)と砂糖(お好みでシナモン)で炒めたもの。
水分が飛び、甘みと風味が凝縮され、パン生地に馴染みやすいです。
最もおすすめの方法です!
りんごコンポート
りんごを砂糖と煮詰めたもの。フィリングや混ぜ込みに。
水分量はコンポートの硬さによる。
りんごジャム
手軽に使える。
フィリングや生地に少量混ぜ込みに。
ドライアップル
風味が凝縮されており、水分を気にせず使えます。
混ぜ込みに。
フレッシュりんご
手軽ですが、水分量が多く、焼成中に水分が出やすいので注意が必要です。
小さく刻んで使うなどの工夫が必要です。
生地への加え方とコツ(混ぜ込みの場合)
ソテーしたりんごを使うのがおすすめ!
上記の方法でソテーしたりんごを準備します。
完全に冷ます!
ソテーしたりんごやコンポートは、熱いまま生地に加えるとイーストの働きに影響したり、生地温度が高くなりすぎたりします。
必ず完全に冷ましてから使いましょう。
適当な大きさにカット
ソテーしたりんごは、お好みでさらに小さく刻んでも良いです。
食感のアクセントにするなら大きめに。
混ぜ込み量
加えすぎると生地が重たくなり、膨らみに影響することがあります。
レシピの目安量を参考にしましょう。
混ぜ込むタイミング
生地がまとまってから、ソテーしたりんごを加えてゴムベラなどで優しく混ぜ込みましょう。
混ぜすぎるとりんごが崩れたり、生地が傷んだりすることがあります。
【簡単】旬を味わう!「りんご米粉パン」基本レシピ(混ぜ込み)
ソテーしたりんごを生地に混ぜ込んで作る、手軽な米粉パンの基本レシピです。
りんごの甘みと風味が美味しいパンです。
材料(約6個分 丸パン または ミニ食パン1台分)
- 製パン用米粉(グルテン不使用 または グルテン入り):200g
- グルテンフリーにしたい場合は、「グルテン不使用」と明記された米粉を選んでください。
- サイリウムハスク:7g (※グルテンフリーにする場合のみ追加)
- 砂糖:15g (※りんごの甘さやお好みで調整)
- 塩:3g
- ぬるま湯(35℃程度):170g (※ソテーりんごの水分量で調整が必要な場合があります)
- 植物性油(太白ごま油など):10g (※生地用)
- ドライイースト:2g
- りんご(ソテー用):1/2個 〜 1個
- バター または 植物性油:少量 (※ソテー用)
- 砂糖:小さじ1〜2 (※ソテー用)
- シナモン(お好みで):少量 (※ソテー用)
【作り方】
- りんごは皮をむいて芯を取り、1〜1.5cm角程度にカットします。
- フライパンにバター(または油)を熱し、りんご、砂糖、お好みでシナモンを加えて、りんごがしんなりして少し透明感が出るまで中火で炒めます。余分な水分を飛ばすように炒めるのがポイントです。
- 炒めたりんごを皿に取り出し、完全に冷ましておきます。
- ボウルに米粉、サイリウムハスク(使う場合)、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、泡立て器で軽く混ぜ合わせます。
- 別のボウルにぬるま湯と生地用植物性油を入れ、混ぜ合わせます。
- 粉類のボウルに液体類を一度に加え、ゴムベラやヘラを使って、粉っぽさがなくなり全体が均一な、粘り気のある状態になるまでしっかりと混ぜ合わせます(手ごね不要)。
- 完全に冷ましたソテーりんごを加え、ゴムベラで生地全体に均等に行き渡るように、優しく混ぜ込みます。混ぜすぎないように注意!
- 生地を一つにまとめ、ボウルに入れたままラップをします。暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍になるまで一次発酵させます(目安:40分〜1時間程度)。
- 発酵が終わったら、生地を約6等分に分け、優しく丸めます(ベタつく場合は手に少量の油か水をつけます)。または、準備しておいた型(油脂を塗るかクッキングシート)に生地を移し入れます。
- 再びラップなどをかけ、暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍(型の場合は8〜9割程度)になるまで二次発酵させます(目安:30分〜45分程度)。
- オーブンを180℃に予熱します。二次発酵が終わった生地を入れ、20〜25分焼きます(ミニ食パンの場合は25〜30分程度)。美味しそうな焼き色がついたら焼き上がりです。
- 焼きあがったらすぐに型から出し、網の上などで完全に冷まします。
もっと楽しむ!りんご米粉パンのアレンジアイデア
りんごコンポートを混ぜ込み/フィリングに
煮詰めて水分を飛ばしたコンポートは、生地に混ぜ込んだり、中心に包み込んだりするのにぴったりです。
他の具材と組み合わせ
刻んだくるみやレーズンを一緒に混ぜ込むと、食感や風味が豊かになります。
ホワイトチョコチップやクリームチーズとも相性が良いです。
スパイスをプラス
シナモンだけでなく、ナツメグやカルダモン、ジンジャーなどを少量加えると、より深みのある味わいに。
他の形に
マフィン型に入れて焼いたり、蒸しパンにしたり(蒸しパンの場合は発酵不要でさらに手軽!)。
米粉蒸しパンのレシピはこちら!
ふわふわ食感と優しい甘さ!米粉蒸しパンのレシピと作り方を徹底解説
季節のパンとしても!
りんごは秋・冬の味覚。
ぜひ季節を感じながら作ってみてください。
春夏秋冬、季節の米粉パンアイデアはこちら!
春夏秋冬【季節の米粉パン】レシピ&アイデア集:旬の食材でアレンジ!
他の「芋」と組み合わせ
さつまいもやかぼちゃと一緒に生地に練り込んだり、混ぜ込んだり。
秋・冬の味覚をミックスできます。
米粉パン「芋」レシピ集はこちら!
米粉パン「芋」レシピ集:さつまいも・かぼちゃ・じゃがいもで作る簡単&美味しいパン
米粉パン「かぼちゃ」レシピ:練り込みで作る簡単ふわもち秋パン
他のアレンジ方法も参考に
具材の混ぜ込み量や、生地への風味の加え方など、基本のアレンジ方法はこちらの記事も参考に。
米粉パンの基本のアレンジ方法はこちらで詳しく解説!
米粉パンの「アレンジ」無限大!具材・形・味を変えるレシピ&アイデア集
りんご米粉パン作りで失敗しないために
りんごの水分管理が最も重要!
生りんごよりも、ソテーしたりんごやコンポートなど、事前に加熱調理して余分な水分を飛ばしておくのが、生地が水っぽくなるのを防ぎ、失敗しない最大のコツです。
ソテーしたりんごも、必ず完全に冷ましてから生地に加えてください。
焼き不足・冷まし不足に注意!
果物を加えることで生地が重たくなったり、水分が増えたりするため、中が生焼けになりやすくなります。
しっかりとレシピ通りの時間、またはそれより長めに焼けているか確認し、焼きあがったら完全に冷ますことを徹底してください。
これがベタつきを防ぐ最も重要なポイントです。
米粉パンのベタつき対策はこちらで詳しく解説しています!
米粉パンが「ベタつく」原因と解決策!もちもちに焼き上げる対策を徹底解説
パンが膨らまない原因と解決策はこちらも参考に!
パンが膨らまない原因と解決策【米粉パン特化】失敗する理由と膨らませる方法
具材の重さに注意
加えるりんごの量や、他の具材(ナッツなど)をたくさん加える場合は、生地が膨らみにくくなることがあります。
レシピの量を参考に、バランスを考えましょう。
米粉パンと「りんご」で、ほっこり美味しい秋・冬を楽しもう!
米粉パンと旬のりんごを組み合わせることで、美味しく、そして秋・冬の季節を感じる素晴らしいパンが完成します。
ソテーしたりんごを使うのが特におすすめです。
コンポートやドライアップルなど、様々な形でりんごを米粉パンに取り入れることができます。
この記事のレシピやアイデア、コツを参考に、ぜひあなたも「りんご」米粉パン作りに挑戦してみてください。
ほっくり美味しい手作り米粉パンで、秋・冬の温かい時間を満喫してくださいね!