焼きあがったパンから、ふわっと良い香りが漂ってきたら、それだけで幸せな気分になりますよね。

特に、ローズマリーやバジルといった「ハーブ」の良い香りがするパンは、お食事にもぴったり!

もしあなたがそう思って「米粉パン ハーブ レシピ」と検索されたなら、香り高いパン作りに興味をお持ちですね。

米粉パンは、そのシンプルで優しい味わいが、ハーブの持つ清々しい香りや風味を邪魔せず、美味しく引き立ててくれます。

米粉パンは惣菜パンアレンジにもとても向いています。

ハーブを加えることで、食事に合うパンを手軽に作ることができます。

今回の記事では、

米粉パンに様々なハーブを美味しく取り入れるための具体的なレシピアイデア

ハーブの種類や使い方

おすすめの組み合わせ

をご紹介します。

今回は特に、ハーブパンの定番とも言える「フォカッチャ」の米粉レシピに焦点を当ててご紹介します。

さあ、米粉パンにハーブをプラスして、香り豊かなパン作りを楽しみましょう!

米粉パンに「ハーブ」を加える魅力

米粉パンにハーブを加えることには、たくさんの魅力があります。

香りの良さ

焼いている間はもちろん、焼きあがったパンからも心地よいハーブの香りが漂い、食欲をそそります。

風味アップ

ハーブの持つ独特の風味が加わり、パンの味わいが深まります。

特に、塩気のある惣菜パンとしての美味しさがアップします。

彩り

刻んだハーブの緑が生地や表面に加わり、見た目が華やかになります。

お食事パンに

シンプルな米粉パンが、肉料理や魚料理、スープやサラダなど、どんなお食事にも合うパンに変わります。

どんな「ハーブ」が合う?種類別おすすめリスト&活用アイデア

米粉パンに合うハーブは多く、お好みや手に入りやすさで選べます。

フレッシュハーブとドライハーブでも使い方が少し変わります。

米粉パンにおすすめのハーブ

ローズマリー

肉料理との相性が良く、パンに加えると爽やかで力強い香りがします。

枝から葉をしごいて刻んで使います。

硬い茎は除きます。

バジル

フレッシュな香りが特徴。

トマトやチーズとの相性抜群。

刻んで混ぜ込みやトッピングに。

タイム

小さな葉で使いやすい。

上品で繊細な香り。

オレガノ

ドライでも手に入りやすい。

ピザなどにも使われる、少しスパイシーな香り。

パセリ

彩りにも。

刻んで混ぜ込みやトッピングに。

ディル

魚料理やクリームチーズと相性◎。

爽やかな香り。

ミックスハーブ(プロヴァンスハーブなど)

数種類のハーブがブレンドされていて手軽。

フレッシュハーブ vs ドライハーブ:

フレッシュハーブ

香りが豊かで、彩りもきれいですが、水分を少量含みます。

焼成で香りが飛びやすいものもあります。

ドライハーブ

香りは凝縮されていますが、フレッシュよりは穏やか。

水分がなく使いやすい。

量はフレッシュの1/3程度でOKです。

ハーブの活用法】

生地に混ぜ込み

刻んだハーブを生地作りの後半に加えて混ぜ込みます。

生地に練り込み(オイルなど)

使用する油にハーブ(刻みニンニクなどと一緒に)を漬け込んで香りを移し、そのオイルを生地に使用します。

トッピング

焼く前に生地の上に散らしたり、ローズマリーの小枝を飾ったり。

焼きあがった後にハーブバターを塗るのも良い香りです。

相性の良い組み合わせ】

ガーリック(刻み、すりおろし、パウダー)

オリーブ(刻み、スライス)

ドライトマト(刻み)

チーズ(シュレッドチーズ、角切りチーズなど)

ブラックペッパー、唐辛子(ピリ辛に)

【簡単】香り豊か!「ハーブ米粉フォカッチャ」基本レシピ

ハーブパンの定番、フォカッチャは米粉で作るのにも向いています。

シンプルな生地に、ハーブや他の具材をトッピングして焼くだけなので手軽です。

材料(約20cm四方のスクエア型 または 丸型)

  • 製パン用米粉(グルテン不使用 または グルテン入り):200g
    • グルテンフリーにしたい場合は、「グルテン不使用」と明記された米粉を選んでください。
  • サイリウムハスク:7g (※グルテンフリーにする場合のみ追加)
  • 砂糖:5g (※甘さ控えめ)
  • 塩:3g
  • ぬるま湯(35℃程度):180g
  • オリーブオイル:15g (※生地用)
  • ドライイースト:2g
  • お好みのハーブ(刻んだもの):大さじ1〜2 (例:ローズマリー、バジル、ミックスハーブなど、フレッシュでもドライでも)
  • トッピング用オリーブオイル、岩塩、お好みでガーリック(みじん切り)やオリーブなど

【作り方】

  1. ボウルに米粉、サイリウムハスク(使う場合)、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、泡立て器で軽く混ぜ合わせます。
  2. 別のボウルにぬるま湯と生地用オリーブオイルを入れ、混ぜ合わせます。
  3. 粉類のボウルに液体類を一度に加え、ゴムベラやヘラを使って、粉っぽさがなくなり全体が均一な、粘り気のある状態になるまでしっかりと混ぜ合わせます(手ごね不要)。生地に刻みハーブ(混ぜ込み用の場合)もここで加えます。
  4. 生地を一つにまとめ、ボウルに入れたままラップをします。暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍になるまで一次発酵させます(目安:40分〜1時間程度)。
  5. 発酵が終わったら、オーブンシートを敷いた型(または天板に直接)に生地を移し入れ、手やヘラで生地を優しく広げて、厚さ1.5〜2cm程度の四角または丸の形にします。(手に少量のオリーブオイルをつけると扱いやすいです。)
  6. 生地の表面に指で数カ所、くぼみを作ります。
  7. 生地全体にトッピング用オリーブオイル(分量外)を塗り、岩塩、お好みのハーブ、ガーリック、オリーブなどを散らします。
  8. 再びラップなどをかけ、暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍になるまで二次発酵させます(目安:30分〜45分程度)。
  9. オーブンを180℃に予熱します。二次発酵が終わった生地を入れ、20〜25分焼きます。美味しそうな焼き色がついたら焼き上がりです。
  10. 焼きあがったらすぐに型から出し、網の上などで完全に冷まします

もっと楽しむ!ハーブ米粉パンのアレンジアイデア

ハーブ米粉ロールパン/食パン

上記の混ぜ込み生地を丸めてロールパンにしたり、型に入れて食パンにしたり。

お食事パンとして毎日活躍します。

米粉パンの基本アレンジ方法はこちらも参考に!

米粉パンの「アレンジ」無限大!具材・形・味を変えるレシピ&アイデア集

ガーリックハーブパン

生地やトッピングに刻みガーリックを加えると、香りがさらに豊かに。

チーズハーブパン

シュレッドチーズや角切りチーズをハーブと一緒に生地に混ぜ込むと、コクと旨みが加わり、さらにお食事向きに。

米粉パン「野菜」レシピ集(惣菜系アレンジ)はこちらも参考になります!

米粉パン「野菜」レシピ集:混ぜ込み・練り込みで作る簡単&栄養満点パン

ハーブ米粉マフィン/蒸しパン

発酵なしで手軽に作れるマフィンや蒸しパン生地に、刻みハーブを混ぜ込みます。

米粉蒸しパンレシピはこちら!

ふわふわ食感と優しい甘さ!米粉蒸しパンのレシピと作り方を徹底解説

ハーブ米粉パン作りで失敗しないために

ハーブの量

加えすぎるとハーブの香りが強すぎてしまうことがあります。

最初は控えめから試しましょう。

フレッシュ vs ドライ

レシピで指定されている方を使うか、置き換える場合は量を調整しましょう。

(ドライはフレッシュの1/3程度が目安)

新鮮なハーブを使う

香りが良いハーブを使うことが、美味しいパンにするための鍵です。

焼き不足・冷まし不足に注意!

他の米粉パンと同様、中までしっかり火が通っているか確認し、焼きあがったら完全に冷ますことを徹底してください。

米粉パンのベタつき対策はこちらで詳しく解説しています!

米粉パンが「ベタつく」原因と解決策!もちもちに焼き上げる対策を徹底解説

米粉パンにハーブを加えて、香り豊かなパン作りを楽しもう!

米粉パンにハーブを加えることは、シンプルながらパンの魅力を大きく引き出す素晴らしい方法です。

ローズマリーやバジルなど、お好みのハーブを混ぜ込んだり、フォカッチャにしたりすることで、香り豊かで美味しいお食事パンを手軽に作ることができます。

この記事のレシピやアイデア、コツを参考に、ぜひあなたもハーブ米粉パン作りに挑戦してみてください。

焼きたてのハーブの良い香りは、あなたのパン作りをさらに楽しいものにしてくれるはずです。