春になると、真っ赤で甘酸っぱい「いちご」が美味しい季節!
そのまま食べるのはもちろん、パンにたっぷり加えて焼き上げたら、どんなに美味しいだろう
…特に米粉パンで試してみたい!
そう思って「米粉パン いちご レシピ」と検索されたあなたは、きっと季節の味覚を大切にする素敵な方ですね。
米粉パンは、その優しい味わいとしっとりもちもちの食感が、瑞々しいいちごとの相性抜群なんです。
今回の記事では、旬のいちごを生地に混ぜ込んで焼く、簡単で美味しい「いちご米粉パン」の基本レシピをご紹介します。
いちごをパン生地に加える際の「コツ」や、さらに楽しめる「アレンジアイデア」まで。
春の訪れを感じながら、手作りのいちご米粉パンで、食卓に彩りと美味しさを添えてみませんか?
米粉パンと「いちご」の相性、その魅力
米粉パンと旬のいちごは、実はとても良い組み合わせです。
味わいの調和
米粉の主張しすぎない優しい甘さや風味が、いちごの甘酸っぱさや華やかな香りを引き立てます。
食感の相性
米粉パン独自のもちもち、しっとりとした食感は、焼きあがってとろりとなったいちごのジューシーさと合わさることで、より魅力的な食感を生み出します。
彩り
いちごの鮮やかな赤は、パン生地に混ぜ込むだけで春らしい華やかな彩りをプラスしてくれます。
季節感
旬のいちごを使うことで、パンを通して季節の移り変わりを感じることができます。
いちごを米粉パンに加える「方法」と「コツ」
いちごを米粉パンに加える方法はいくつかあります。
特に生いちごを使う場合は、その水分が生地に影響しやすいので、少しコツが必要です。
いちごを加える方法
混ぜ込み
生地全体にいちごを混ぜ込む。
最もポピュラーな方法です。
刻んだ生いちごや、乾燥いちご、フリーズドライいちごなどが使われます。
フィリング(包餡・巻き込み)
いちごジャムや、甘く煮たいちご、フレッシュないちごを砂糖と混ぜたものを生地で包んだり、巻き込んだりします。
トッピング
焼く前に生地の上に飾ったり、焼きあがったパンにフレッシュないちごやいちごソースを添えたり。
生地に練り込み
いちごパウダーやピューレを生地に混ぜ込んで、風味や色をつける方法もあります
(この場合、水分量調整が重要です)
いちごを加える「コツ」(特に生いちごを使う場合)
【いちごの水分量に注意!】
生いちごは水分が多いので、生地に加える際は全体の水分量を少し調整するか、以下の対策をします。
小さめにカット
いちごは小さめの角切りにすると、生地に混ぜ込みやすく、水分が出すぎるのを少し抑えられます。
軽く水分を拭く
カットしたいちごをキッチンペーパーで軽く押さえて、余分な水分を拭き取るだけでも違います。
粉(米粉や片栗粉)をまぶす
カットしたいちごに少量(分量外)の米粉や片栗粉を軽くまぶします。
いちごから出る水分を吸収して、生地への影響を和らげることができます。
混ぜ込むタイミング
生地がまとまってから、いちごを加えて優しく混ぜ込みましょう。
混ぜすぎるといちごが潰れて水分が出やすくなります。
焼き不足に注意
いちごから出た水分で、生地の中心部などが生焼けになりやすくなります。
レシピの焼き時間より長めに焼いたり、内部温度を確認したりするなど、しっかり火を通すことが重要です。
【簡単】旬を味わう!「いちご米粉パン」基本レシピ(混ぜ込み)
ここでは、いちごを生地に混ぜ込んで焼く、手軽な米粉パンの基本レシピをご紹介します。
シンプルな丸パンや、型に入れて焼くミニ食パンなどにできます。
材料(約6個分 または ミニ食パン1台分)
- 製パン用米粉(グルテン不使用 または グルテン入り):200g
- グルテンフリーにしたい場合は、「グルテン不使用」と明記された米粉を選んでください。
- サイリウムハスク:7g (※グルテンフリーにする場合のみ追加)
- 砂糖:15g (※いちごの甘さでお好みで調整)
- 塩:3g
- ぬるま湯(35℃程度):170g (※通常より少なめ。いちごの水分量で調整が必要です)
- 植物性油(太白ごま油など):10g
- ドライイースト:2g
- いちご(新鮮なもの):50g 〜 80g (※小さめの角切りにする)
- 必要であれば、カットしたいちごに少量(小さじ1/2程度)の米粉(分量外)をまぶしておく。
【作り方】
- ボウルに米粉、サイリウムハスク(使う場合)、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、泡立て器で軽く混ぜ合わせます。
- 別のボウルにぬるま湯と植物性油を入れ、混ぜ合わせます。
- 粉類のボウルに液体類を一度に加え、ゴムベラやヘラを使って、粉っぽさがなくなり全体が均一な、粘り気のある状態になるまでしっかりと混ぜ合わせます(手ごね不要)。
- 角切りにしたいちごを加え、ゴムベラで生地全体に均等に行き渡るように、優しく混ぜ込みます。混ぜすぎないように注意!
- 生地を一つにまとめ、ボウルに入れたままラップをします。暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍になるまで一次発酵させます(目安:40分〜1時間程度)。
- 発酵が終わったら、生地を約6等分に分け、優しく丸めます(ベタつく場合は手に少量の油か水をつけます)。または、準備しておいた型(油脂を塗るかクッキングシート)に生地を移し入れます。
- 再びラップなどをかけ、暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍(型の場合は8〜9割程度)になるまで二次発酵させます(目安:30分〜45分程度)。
- オーブンを180℃に予熱します。二次発酵が終わった生地を入れ、20〜25分焼きます(ミニ食パンの場合は25〜30分程度)。竹串などを刺して生の生地が付いてこなければ焼き上がりです。
- 焼きあがったらすぐに型から出し、網の上などで完全に冷まします。
もっと楽しむ!いちご米粉パンのアレンジアイデア
フリーズドライいちご・乾燥いちごを使う
水分量を気にせず、濃厚な風味といちごの粒感を加えられます。
生地に混ぜ込んだり、トッピングに。
初心者の方は生のものより失敗しにくくおすすめです。
いちごジャムやコンポートを使う
フィリングとして生地に包んだり、混ぜ込んだり、焼きあがりに添えたり。
ホワイトチョコやクリームチーズをプラス
いちごとの相性が抜群です。
生地に混ぜ込んだり、フィリングに。
他の形に
マフィン型に入れて焼いたり、蒸しパンにしたり(蒸しパンの場合は発酵不要でさらに手軽!)。
いちごパウダーで色付け
生地にごく少量のいちごパウダーを混ぜて、ほんのりピンク色の生地に。
米粉パンのアレンジ方法はこちらも参考に!
米粉パンの「アレンジ」無限大!具材・形・味を変えるレシピ&アイデア集
米粉マフィンや蒸しパンのレシピはこちら!
ふわふわ食感と優しい甘さ!米粉蒸しパンのレシピと作り方を徹底解説
いちご米粉パン作りで失敗しないために
いちごの水分管理が鍵!
生いちごを使う場合は、レシピの水分量を少し減らしたり、いちごに粉をまぶしたりといった対策を必ず行いましょう。
焼き不足・冷まし不足に注意!
いちごから出た水分で中が生焼けになりやすくなります。
しっかりとレシピ通りの時間、またはそれより長めに焼けているか確認し、焼きあがったら完全に冷ますことを徹底してください。
これがベタつきを防ぐ最も重要なポイントです。
米粉パンのベタつき対策はこちらで詳しく解説しています!
米粉パンが「ベタつく」原因と解決策!もちもちに焼き上げる対策を徹底解説
いちごは優しく混ぜ込む
混ぜすぎると潰れて水分が出やすくなります。
米粉パンと旬のいちごで、春のパン作りを楽しもう!
米粉パンと旬のいちごを組み合わせることで、見た目も華やかで、甘酸っぱく美味しい季節のパンが完成します。
生いちごを使う場合は、少し水分管理にコツがいりますが、ご紹介した対策をすれば大丈夫!
この記事のレシピやコツを参考に、ぜひあなたもいちご米粉パン作りに挑戦してみてください。
手作りのいちご米粉パンで、春の訪れを食卓で感じてみませんか?