いつもの米粉パンに、彩りや風味、そして栄養をプラスしたい!
「米粉パンに野菜を加えて焼いたら美味しいかな?」
「どんな野菜が合うんだろう?」
そう思って「米粉パン 野菜 レシピ」と検索されたあなたは、きっと健康やアレンジに関心のある方ですね。
米粉パンは、そのシンプルで優しい味わいと、しっとりもちもちの食感が、様々な野菜と非常に相性が良いんです。
野菜を加えることで、美味しいだけでなく、彩り豊かで栄養価の高いパンにすることができます。
今回の記事では、
米粉パンに野菜を美味しく取り入れるための具体的なレシピアイデア
野菜の種類ごとの活用方法
上手に焼くためのコツ
をご紹介します。
さあ、米粉パンに野菜をプラスして、毎日の食卓をもっと豊かに、もっと健康にしましょう!
米粉パンに「野菜」を加える魅力
米粉パンに野菜を加えることには、たくさんの魅力があります。
栄養価アップ
野菜のビタミン、ミネラル、食物繊維などを手軽にパンから摂取できます。

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彩り豊か
野菜の色(緑、オレンジ、赤、紫など)がパンに加わり、見た目が華やかになります。
風味の広がり
野菜の持つ甘み、旨み、香りなどが加わり、パンの風味が豊かになります。
特に惣菜系の米粉パンアレンジにぴったりです。
食感のアクセント
野菜の食感(プチプチ、シャキシャキ、ホクホクなど)が加わり、食べるのが楽しくなります。
腸活サポート
野菜由来の食物繊維は、米粉の難消化性でんぷん(炊飯器米粉パンや冷めた米粉パンに期待される)と共に腸活をサポートします。
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どんな野菜が合う?米粉パンにおすすめの野菜リスト&アイデア
米粉パンに合う野菜はたくさんあります。
野菜の種類や、どのようにパンに加えるかで、仕上がりも変わります。
生地に混ぜ込みやすい野菜(そのまま、または軽く加熱)
コーン(缶詰、冷凍)
手軽な甘みとプチプチ食感。
水分をしっかり切ってから。
枝豆(冷凍、鞘から出す)
彩りと食感、ほのかな豆の風味。
解凍して使う。
刻みネギ、あさつき
和風の風味付けに少量。
玉ねぎ
刻んで軽く炒め、甘みを引き出してから混ぜ込むのがおすすめ。
ハーブ(バジル、ローズマリー)
生またはドライを刻んで。
香りが豊かに。
オリーブ、ドライトマト
塩気と旨みがプラスされ、惣菜パン向きに。
生地に「練り込みやすい」野菜(ピューレ、すりおろし、パウダー)
かぼちゃ、さつまいも、栗
蒸したり焼いたりしてマッシュし、生地に混ぜ込む。
色と甘み、ほっくり感。
水分量注意。
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ほうれん草
茹でてミキサーなどでペーストにして。
鮮やかな緑色と栄養価アップ。
水分量注意。
人参
すりおろしたり、茹でてマッシュしたり。
優しい甘みとオレンジ色。水分量注意。
紫芋、紫キャベツ(色素)
鮮やかな紫色にしたい場合に。
パウダーも便利。
トッピング向きの野菜
- スライストマト、ピーマン、ズッキーニ:フォカッチャなどに。
- ローズマリー、オリーブ、岩塩:シンプルに風味付け。
- チーズ(乳製品可の場合):野菜と組み合わせてトッピング。
野菜を加える際の調理のコツ
水分が多い野菜は、軽く加熱(炒める、蒸す)して水分を飛ばす。
キッチンペーパーでしっかり水分を拭いたり、軽く絞ったりする。
生地が水っぽくなるのを防ぎます。
固い根菜などは、生地に混ぜ込む前に柔らかくなるまで加熱しておくと、食感が良くなります。
混ぜ込みの場合は、野菜のサイズを均一に刻むと、生地全体に馴染みやすいです。
【簡単】お食事にも!「野菜たっぷり米粉パン」基本レシピ(混ぜ込み)
手軽にできる、野菜を生地に混ぜ込んで焼くタイプの米粉パン基本レシピです。
お食事にも合う惣菜パンとして楽しめます。
材料(約6個分 丸パン または ミニ食パン1台分):
- 製パン用米粉(グルテン不使用 または グルテン入り):200g
- グルテンフリーにしたい場合は、「グルテン不使用」と明記された米粉を選んでください。
- サイリウムハスク:7g (※グルテンフリーにする場合のみ追加)
- 砂糖:5g (※甘さ控えめ。お好みで調整)
- 塩:3g
- ぬるま湯(35℃程度):180g (※野菜の水分量で調整が必要な場合があります)
- 植物性油(太白ごま油など):10g
- ドライイースト:2g
- お好みの野菜(例:コーン、枝豆、刻み玉ねぎ<炒めたもの>など):合わせて50g 〜 80g
- 水分をしっかり切る、または軽く炒めるなど、下準備をしておく。
【作り方】
- ボウルに米粉、サイリウムハスク(使う場合)、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、泡立て器で軽く混ぜ合わせます。
- 別のボウルにぬるま湯と植物性油を入れ、混ぜ合わせます。
- 粉類のボウルに液体類を一度に加え、ゴムベラやヘラを使って、粉っぽさがなくなり全体が均一な、粘り気のある状態になるまでしっかりと混ぜ合わせます(手ごね不要)。
- 下準備した野菜を加え、ゴムベラで生地全体に均等に行き渡るように、優しく混ぜ込みます。混ぜすぎないように注意!
- 生地を一つにまとめ、ボウルに入れたままラップをします。暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍になるまで一次発酵させます(目安:40分〜1時間程度)。
- 発酵が終わったら、生地を約6等分に分け、優しく丸めます(ベタつく場合は手に少量の油か水をつけます)。または、準備しておいた型(油脂を塗るかクッキングシート)に生地を移し入れます。
- 再びラップなどをかけ、暖かい場所(35℃〜40℃程度)で、元の大きさの1.5〜2倍(型の場合は8〜9割程度)になるまで二次発酵させます(目安:30分〜45分程度)。
- オーブンを180℃に予熱します。二次発酵が終わった生地を入れ、20〜25分焼きます(ミニ食パンの場合は25〜30分程度)。竹串などを刺して生の生地が付いてこなければ焼き上がりです。
- 焼きあがったらすぐに型から出し、網の上などで完全に冷まします。
そのほかのレシピもご紹介しています。
ヴィーガン米粉パンの簡単レシピ!卵なし牛乳なしバターなし【ふわもち手作り】
もっと楽しむ!野菜米粉パンのアレンジアイデア
野菜ピューレを生地に練り込み
かぼちゃ、ほうれん草、人参などをマッシュして、生地の水分の一部を置き換える形で加えます。
色鮮やかで風味豊かなパンになります。
野菜たっぷり米粉フォカッチャ
シンプルな米粉生地を平らに広げ、ミニトマト、ズッキーニ、玉ねぎなどの野菜とオリーブオイル、ハーブを乗せて焼きます。
米粉パン「ハーブ」レシピ集:ローズマリー香る簡単フォカッチャ&混ぜ込みパン
野菜米粉マフィン/蒸しパン
発酵なしで手軽に作れるマフィンや蒸しパン生地に、すりおろし人参、刻み野菜などを混ぜ込みます。
米粉マフィン、米粉蒸しパンなど発酵なしレシピはこちら!
ふわふわ食感と優しい甘さ!米粉蒸しパンのレシピと作り方を徹底解説
季節の野菜を使う
旬の野菜を使うことで、美味しさも栄養もアップ。
その時期ならではの米粉パンを楽しめます。
春夏秋冬、季節の米粉パンアイデアはこちら!
春夏秋冬【季節の米粉パン】レシピ&アイデア集:旬の食材でアレンジ!
他のアレンジ方法も参考に
具材の混ぜ込み量や、生地への風味の加え方など、基本のアレンジ方法はこちらの記事も参考に。
米粉パンの基本のアレンジ方法はこちらで詳しく解説!
米粉パンの「アレンジ」無限大!具材・形・味を変えるレシピ&アイデア集
野菜米粉パン作りで失敗しないために
野菜の水分管理が鍵!
水分が多い野菜を使う場合は、必ず下準備(加熱、水分を拭く、軽く絞るなど)をしてから生地に混ぜ込みましょう。
これがベタつきや生焼けを防ぐ重要なポイントです。
レシピの水分量も調整が必要な場合があります。
焼き不足・冷まし不足に注意!
野菜から出た水分で中が生焼けになりやすくなります。
しっかりとレシピ通りの時間、またはそれより長めに焼けているか確認し、焼きあがったら完全に冷ますことを徹底してください。
米粉パンのベタつき対策はこちらで詳しく解説しています!
米粉パンが「ベタつく」原因と解決策!もちもちに焼き上げる対策を徹底解説
具材の重さに注意
加える野菜が多すぎたり重すぎたりすると、生地が膨らみにくくなることがあります。
最初はレシピ通りの量から試しましょう。
パンが膨らまない原因と解決策はこちらも参考に!
パンが膨らまない原因と解決策【米粉パン特化】失敗する理由と膨らませる方法
米粉パンに野菜を加えて、美味しく健康に!
米粉パンに野菜をプラスすることは、美味しさ、栄養、彩りといった多くのメリットをもたらします。
混ぜ込みや練り込み、トッピングなど、様々な方法で野菜を米粉パンに取り入れることができます。
この記事のレシピやアイデア、コツを参考に、ぜひあなたも野菜米粉パン作りに挑戦してみてください。
旬の野菜を使った手作り米粉パンは、きっとあなたの食卓をさらに豊かにしてくれるはずです。